水まみれになり、泥まみれになり息もいい加減上がってきたところで、敵の方も疲労を覚えてきたらしい。
足元を自由自在に走り回り、隙あらば攻撃してくるハンターに体当たりをしようとするが、動きはすでに読まれ、反対側に回りこまれる。

「おらぁ、オマケだ!!」
「この暑いのに水鉄砲とは嬉しいねぇ」

言い合いながらもハンター2人の息はあっていて、確実に体を蝕む痛み。
2人の目に敗北はなく、まっすぐに獲物だけを見据えている。
最初動きのぎこちない赤い方もその手にする武器を自分のものにしかけている。
2人が繰り出す攻撃に恐怖さえ覚え、ガノトトスは耐えきれず、水中に戻った。

「あっ!」

慌てて武器をしまった頃にはガノトトスの姿はなく、エリア移動してしまったようだ。

「逃がしちまったな・・・。地図もないしこりゃ少し骨が折れそうだ」
「Ash、刃こぼれは剣士の恥だよ」
「・・・ん?・・・あぁそうか・・・」

借り物だ。ちゃんと手入れをしておかないとあとでうるさそうだ。
素直に研ぎ始めるAshに『なんか変だ』首を傾げながら、SEVENは聞こえる羽ばたき音に首をあげた。
上からイャンクックがこちらに着陸しようとしている。

「おー、やっと来たかイャンクック」

研ぎ終わったAshが太刀をしまって立ち上がる。
丁度良い練習相手になりそうだ。
目の前にいる獲物に、イャンクックが翼を羽ばたかせて威嚇する。
次の攻撃に備えて構えるSEVENが呟いた。

「でもクックってRikuが受注してなかったっけ?
なんで手の付けてない状態でここに来るの?」
「Rikuと合流してないだけじゃねぇのか?」
「その割には・・・お守りの香りがする」
「お守りって・・・確かに臭っ!!
え、Rikuあの野郎クックにこやし玉ってどういうことだっ!?」

この中でこやし玉を常備しているといえば、お守りとして常時持ち歩いているSEVENかRikuだろう。
SEVENでないとすれば、Rikuがつけたとしか考えられない。

「なんでだろ・・・ペイントボールと間違えたとか?」
「あいつ鷹見のピアスしてるからペイントいらねぇだろ」

一応仮にも、弱くても、腐ってても、まぁRikuでもG級ハンターだ。
敵前逃亡よろしく出会いがしらにこやし玉とか超ヘタレプレイなんて考えたくない。
さすがにそこまで落ちてない・・・はず。

口元の引きつりを隠せないAshにSEVENがあることに気づいてAshを見た。

「・・・ねぇ、Ash・・・」
「あぁ?」
「あのさ、気づいちゃったんだけど・・・
こやし玉の使い道・・・エリア移動目的だけじゃないよね・・・」
「・・・・・・?」

AshはSEVENの言わんとすることを思いつき首を振った。

「・・・え、まさか・・・?クックだぜ・・・いや、それはないだろ・・・」
「だってさぁ・・・考えられないってことはないし・・・。
G級だよ?」
「G級だってあってたまるか!!!
イャンクックの捕食とか!!!!」

・・・いや、でも、もしかして・・・。

『・・・‥。』

2人はもう一度イャンクックを見た。
太い足に大きなくちばし。

『・・・・・・・・・・・・・・。』

「よ、よーし。
チームスローガンは『明日は我が身』」
「何があっても自己責任ENDってことで・・・」

2人は無意味な緊張感の中、イャンクックと対峙することになった。

++++

何度挑んでも剥がれることのない堅い鱗に挑んで何発目になっただろうか。
いつもならとっくにスタンをとれているはずの、リオレイアは頭を少し振るだけでBillyの攻撃をものともしていない。
少しかけては来ているが、その分厚い鱗は以前そのままの状態だ。
弱点の翼にも高さが足りず攻撃も十分にできていない。

何度と応酬を繰り返し、お互いこれといった致命傷を与えられず長い時間が経った。
リオレイアにも少しの焦りが見えてきているようで、先ほどより目つきが険しくなっている。

やっとこちらを見てくれた。

少しは効果があると見たBillyはリオレイアが羽ばたいた瞬間、溜めた力を足元に放つ。
思わぬ強襲にリオレイアのバランスが崩れた。
大きな体を回避し、翼の下にBillyは位置どった。

・・・これで翼に手を付けられる・・・。

めいっぱい溜めた力を翼に容赦なくぶつける。
遠心力を生かして身体を回す。
ハンマーに少しの手ごたえを感じた。
翼の鱗が少し欠けはじめる。
初めての感触にBillyの目元に喜色が浮かんだ。
部位破壊がこんなに嬉しいと思ったのは初めて狩りに出た頃以来だ。
初心忘れるべからず、といったところか。

同時に起き上がったリオレイアの瞳に怒りの色が浮かぶ。
陸最強の名を誇ってきた彼女にとって翼が欠けたことは大きな怒りを伴うものであったか。
溢れ出るほどの炎が口腔内から漏れ出す。
咆哮が衝撃波となり洞窟内に響き渡った。

咆哮によって揺れた空気と熱気にあてられながら、Billyは満足して目を細めた。


長い間地味に繰り返していた攻撃は確実に彼女に負荷をかけていたらしい。
怒りによって増す攻撃力に対して、隙が多くなる。
行動や繰り出される攻撃の余韻に気を付けながら、Billyは確実に攻撃を当てていった。
地を掻く鋭い爪は折れ、もう片方の翼も大きく鱗が欠けた。
リオレイアから吐き出される火球を避け、彼女の目の前に躍り出る。
瞬間移動に見えたのか、驚きの色を移す瞳。
言葉はなくても、瞳で、雰囲気で相手の思考が手に取れる。
次の動作に移る前に、Billyはハンマーをかち上げた。
グゥ・・・とリオレイアの口から悲鳴が漏れる。

「・・・そろそろ、」

間を与えず振り上げたハンマーを力と重力を乗せ、振り下ろす。
リオレイアの頭が地面に叩きつけられた。
そのまま、体も地面に付した。
堅かった鱗が一気に剥がれ落ちた。
翼が、足が弱々しく宙をもがく。

「スタン、貰った」

Billyは大きく息を吸った。
このチャンスに自分は休んでいられない。
そのスタミナが切れるまで、Billyは隙なくハンマーを振るい続けた。

もがくリオレイアの口腔内から炎が溢れ出す。
その動作の意味することを理解し、Billyは離れようと後ろに下がる。
Billyが離れたところでリオレイアは素早く起き上がり口腔内に溜めた炎を吐き出した。
火球とは違う爆炎ブレス。
一気に周囲の温度があがり、爆発が起きた。

「・・・・っ!」

身体を庇うよう反射的に身を縮ませる。
金冠サイズの炸裂ブレスは並みのものより範囲も効果も桁が違うらしい。
あまりの爆発の衝撃にBillyの体が宙に浮いた。
先程の攻撃でスタミナを使いすぎたのか、上手く体が反応しない。

大分痛いダメージを受けたな・・・そう思いながら、視線をリオレイアに向けるとこちらに向かって突進してきている。

「・・・え・・・」

流石の職人も顔色を変えた。
今のは流石に痛いダメージで、さらに突進とか運が悪ければ死ぬ。
凄まじいダメージを予想したが、落下するBillyの体は予想以上に落下した。

「・・・お??」

一瞬にしてリオレイアの姿が消えた。
どうやら飛ばされた背後は崖だったらしい。Billyの体はそのまま重力に従い、落下し続けた。
Billyに突進するはずだったリオレイアはそのまま宙に羽ばたき、そのまま他の地に移動していく。

止めさせなかったな、と頭の隅で思いながらも、我に返って落下地点を振り返ると大きな地底湖が広がっていた。
落下によるダメージは少なそうである・・・が。
懸念事項が、一つ。

・・・俺、泳げたかな?

なんとなく水中を泳ぐイメージはあるが実際泳いだ経験があるのはユクモの温泉くらいだ。
泳いだといってもまぁ端から端までちょっと移動するくらいだったし、今は装備もがっちりつけてるし・・・。
ハンマーだけで結構な重量だ。
まぁ変わらない現実を嘆いたところで仕方ないのでBillyは心を決めた。
とりあえず死にたくはないので仲間にサインだけ送っておく。
溺れた時できるだけ早く助けに来てほしいんだけど・・・。

「・・・あれ?」

地底湖から見慣れた影が見えた。
あの大きさ、あの形。どうやらガノトトスだ。泳ぎもゆったりしている。
このタイミングだと・・・

ガノトトスがヒレを水面に出した。
Billyは空中で着地の体制をとった。

とりあえず、飛び込んでそのまま沈む心配はなさそうだ。

水飛沫を上げ、Billyはガノトトスの背中に着地する。
地底湖の水は冷たく、リオレイアの火球で熱くなった体を急激に冷やす。
今は丁度いいが、長時間滞在すると体が冷えてくるだろう。ホットドリンクとか持ってきてないし。
ガノトトスはその衝撃に驚き、急に動き出した。
Billyは体制を崩しながらも慌ててヒレに捕まった。
ヒレがボロボロになっているということは誰かが対戦したあとなのだろう。
確認できるのはいくつかの切り傷。恐らくAsh辺りだろうか・・・。
ついでなので討伐しておきたいところであるが、水中ではこちらの方が不利だ。
泳げるかどうかも分からないし。

水面と水中を何度か行き来し、ガノトトスはしばらくしたら落ち着いた。
背中に当たった衝撃が確認できず、諦めたらしい。まぁ原因が背中にいたら分からないよな。
なんとか陸に上がって戦いたいところだが音爆弾とか持ち合わせていないし・・・。
ガノトトスを陸に上げる手段が思いつかなかったBillyは、とりあえず背中に担いだハンマーで思い切りヒレを叩いてみた。
何か衝撃があれば陸に上がってくれるだろうか。

「・・・!!!」

更なる衝撃にガノトトスがビクリと跳ね上がる。

「・・・あ・・・」

濡れたガノトトスの鱗は予想以上につるつるしていて、Billyはガノトトスを掴み損ねた。
そのままBillyは水面に向かって落下する。
悪あがきに同時に飛び込むガノトトスの腹に一撃を喰らわせてみたが、それは事態の改善策にはならなかった。
水中に入り、奥に滑るように泳いで行くガノトトスに対して、Billyはその場にとどまることが精いっぱいだった。
なんとか沈まずにはいられるが、それ以上もそれ以下もできない。
事の原因がBillyだと気づいたガノトトスはこちらに真っ直ぐ大きな口を開けて泳いできていた。
Billyは一か八かハンマーに力を溜めた。
これで何とかならなかったら・・・何とかならなかった時だ。

ガノトトスの口が当たる前、水中でBillyは大きく回転した。
水圧が体の動きを妨げるが、それを無視してハンマーをぶん回す。
ハンマーの衝撃でガノトトスの歯が何本か欠ける感触を感じる。
ガノトトスが怯んだのを感じつつもBillyは攻撃の手を緩めなかった。

最後口の中でハンマーをかちあげると同時にガノトトスは水面から飛び出し悲鳴をあげ、そのまま水面にプカリと身を浮かせた。
どうやら討伐に成功したらしい。
のっそりガノトトスの口の中からBillyは出てきて少し遠い陸を見つめた。
あそこまで泳げるだろうか。
さっき浮かなかったからもしかしたら向こうに行く前に沈んでしまうかもしれない。
ここまで来てそんな死に方はちょっと嫌だな。
仕方なく、浮いているガノトトスの体によじ登り、仲間を呼ぶサインを出した。
なんかSEVENは泳げないとか聞いたことあるけど、AshかRikuなら大丈夫だろう。
・・・いや聞いたことないけど。
いざとなればギルドの職員とかアイル―・・・は猫だからちょっと泳げないかもしれないけど助けを呼ぶ手段はいろいろある。

・・・とにかく、誰かにこの状態を気づいてもらわねば話にならない。

とりあえず暇を持て余したBillyは回復薬とこんがり肉を食べ、ハンマーを研ぐ作業に移った。
まぁ、焦ってもしょうがないし。

++++

「・・・はぁ・・・あと一頭・・・」

イャンクックを2頭討伐し終えてRikuは額に溜まった汗をぬぐった。
もーG級クック3頭討伐とか地味に鬼畜クエスト考えたの誰だよー。お前やってみろよ絶対飽きるから!
ギルドに心の中でふつふつ文句を垂らしながら、先程逃げて行った最後の1頭を探すためRikuは鷹見のピアスで気配を探る。
どうやらガノトトスはSEVENとAshから逃げ、別の場所に行ったらしい。SEVENとAshは現在別の何かと戦っているようだ。
・・・ガノトトスは・・・あ、Billyと合流して・・・運が悪いわぁ。そちらはどうやら討伐完了のようだ。
でも討伐完了しているのに一向にBillyが動かないのは何故だろう。
そういえばさっきBillyからサインが出ていたような気がした。
何かあったのだろうか。珍しい。
あのBillyに限って・・・と思いつつ、あまりにも奇妙な状況にRikuはとりあえず様子を見に行こうと弓をしまう。

その時上空から強い気配を感じた。

「・・・おっ??」

頭上にRikuを余裕で包む込むほどの大きな影。
イャンクックより遥かに大きなモンスターの気配。
Rikuはそのモンスターを確認して口元をひきつらせた。

「・・・えー、うそー、マジかー・・・」

余裕で金冠相当のリオレイアが、Rikuの元に飛来しようとしていた。
Billyさんのところにいるリオレイアの気配がいやに大きいなと思っていたがこれほどまでとは。
こんなんとソロで戦っていたとかBillyさん凄すぎでしょ。
風圧で飛ばされないようにRikuは少し距離を取る。
正面から見たリオレイアは特に頭部を中心に痛々しいほど部位破壊が進んでいた。
Rikuは少し同情する。

「あーあ、あんた運がなかったねぇ。
Billyはん女の子にも容赦ないから・・・。
女の子に自慢の顔面ぼこぼこはないよねー」

それなりのダメージになっているとは思うがそれでも焦りの色が見えないリオレイアにRikuは苦笑した。
流石陸の女王様ってところかねぇ・・・これだけになってもその余裕。見習いたいわぁ。

Rikuはしまった弓を仕方なく再度展開させた。

「俺Billyさんよりかなり弱いんだけど・・・。
女王様の相手になるかねぇ」

見上げるほどの敵に、Rikuは笑みを崩さず矢を放つ。
これほどの立派な鱗ハンマーでも壊すことは大変だっただろう。
こんなことならヘビィボウガン持って来れば良かった。その威力があれば確実に鱗を剥がすことができたのに。

地を走るリオレイアをかわし、振り向きざまに弓を放つ。
堅い鱗には矢が立たないため、Billyの破壊した部位を中心に貫通矢を放っていく。
ここまで破壊してもらってBillyに感謝だ。
始めからRikuがリオレイアに当たっていたらここまで有利に戦えなかっただろう。
矢に帯びる電気がリオレイアに直接響き、それも確実なダメージになっているらしい。
攻撃が効いていることを感じたRikuは拡散矢で頭翼、背中に同時に矢を放つ。
クリティカル距離で放たれたそれは、少しずつリオレイアの鱗を剥がしていく。

遠方からちまちま攻撃をしてくるRikuに苛立ちを覚えたリオレイアは怒りをそのまま炸裂ブレスに乗せる。

「おぉ、怖いねぇ」

溜めた矢をそのまま上空に放ち、Rikuはステップで後ろに回避する。
炸裂ブレスは攻撃範囲は広いが、後方まで広がるものではない。
Rikuはアイテムポーチの中身が余っていることに気づきいくつか瓶を取り出した。
火炎を吐き切った後にリオレイアを雷よろしく上空から電気を帯びた矢が襲う。
悲鳴をあげたリオレイアに溜めながら近づいたRikuはそのまま連射弓を放つ。
強撃瓶を付けた矢は威力を増してリオレイアを襲う。

怒りを宿しリオレイアは大きく吠えるがRikuには届かない。
ナルガの装備を身に纏い回避スキルを十分に上げたRikuはどんな攻撃もかわしてしまう。
隙を突くどころか隙をつかれ、地を走るリオレイアの足にRikuは連射矢を浴びせる。
足が折れ、リオレイアは地面に倒れた。
そのチャンスを逃すまいと雷のように上から落ちてくる連射矢。体全体を襲う拡散矢。急所1点を確実に突き抜ける貫通矢。

リオレイアはよろりと起き上がり、Riku向かって走り出す。
しかし、足がもつれ、その場になだれ込んだ。
Rikuは力を溜めながら近づき矢を放つ。

「・・・あらら、思ったより疲れてたわけね。
ウチの職人、Billyさんをなめてた結果だよ?」


最後の力で吠えたリオレイアに曲射を放つ。
真っ直ぐ落ちた矢は大きな雷となってリオレイアの頭を襲う。
悲鳴をあげ、陸の女王はそのまま地に付した。

しばらくその光景を眺め、討伐が完了したことを悟り、Rikuは弓をしまった。

「・・・あぁ、マジないわ―。
クック2頭に金冠サイズのリオレイアとか鬼畜連続狩猟すぎるでしょー。
クック3頭の方がマシだったわ」

周囲の気配を探ればすでに大型モンスターの物は感じず、狩猟が終わったことを伝えていた。
SEVENとAshは密林をうろうろしており、変わらずBillyはその場から動いた気配はない。
・・・え、本当どうなってんのBillyさん。

++++

途中SEVENとAshを見つけBillyを迎えに行く。

「ていうか、イャンクックにこやし玉とかどんだけヘタレなんだよお前は!
捕食があるかと思って構えたじゃねぇか!!」
「クwッwクwのw捕w食www
ないわ―wwその発想ウケるわ―ww
てか、3頭も同時にいたら普通無理だと思うでしょう!?俺は安全に倒したいの!!」
「そういえば、ガノトトスどこにいったんだろうね」
「あぁ、それならBillyさんがすでに討伐済み。
レイアも俺が倒しといたからこれで終了のはずなんだけど・・・。
なんかBillyさんさっきから動かないんだよね」

Billyの気配を追って洞窟に入る。
Rikuの先導で洞窟の最深部にいく。そこは肌寒く、大きな地底湖が広がっていた。
奥にプカリと浮かんだガノトトスがみえる。
既にこと切れているようだ。

「・・・ん?あれBillyが倒したんだよな
なんで水の中で死んでんの?」
「本当だー運悪く音爆で死んじゃったとか」
「・・・ねぇ、ちょっとまって・・・。あそこにいるのBillyさんじゃね?」

Rikuが指差したその先は水中に浮かぶガノトトス、の上にいるBillyの姿。

「はぁ!?Billyなんでそんなところにいるんだよっ!?」
「もー、サイン出してたのに皆遅いんだけど」
「・・・で、Billyさんは何でそんなところにいるんスか?」
「あぁ、リオレイアに吹っ飛ばされて下に落ちたところが地底湖で、ガノトトス討伐したのはいいけど俺泳げなくて・・・」

で、助けてほしいと何回かサインを送っていたわけか。
Ashがガクッとうなだれた。
ここにも泳げないやつが1人・・・。

「ったく、お前らユクモに戻ったら孤島で泳ぐ練習だからな!!もう絶対助けないからな!!」
「いやー、まさかこんなことになるとは。実に申し訳ない」
「いいねー!海とか!!俺スイカとか持ってっちゃうよ!!サメの浮き輪とか持ってくよ!!」
「浮き輪はなしだ!!存分に沈め!!」
「・・・いや、ユクモに戻るころにはもうすっかり秋だと思うよ」」


そんなこんなで、波乱の密林の大連続狩猟は幕を閉じたのであった。

[★高収入が可能!WEBデザインのプロになってみない?! Click Here! 自宅で仕事がしたい人必見! Click Here!]
[ CGIレンタルサービス | 100MBの無料HPスペース | 検索エンジン登録代行サービス ]
[ 初心者でも安心なレンタルサーバー。50MBで250円から。CGI・SSI・PHPが使えます。 ]


FC2 キャッシング 出会い 無料アクセス解析