それは、偶然というには出来過ぎていた。

「・・・うーん・・・」

家を出てから3年。
一度高みを見た後の原点回帰。

今まで避けてきた長くて細い刃をが特徴的な武器、太刀を振るう決意をするまで1週間。
どの武器よりも繊細なその武器を上手く振りぬけるようになるまで1週間。
片手剣とは違う筋肉を使うため体の強化を1ヶ月。
雑魚モンスターと戦えるようになるまでに1ヶ月。
昨日イャンクックを討伐した。
妙に嬉しくて柄にもなく集会場の安い酒ではなくバーの良い酒を飲みに行ったのが昨日の夜。

そして本日。
レベルアップのため新調した太刀を背にかれこれ15分掲示板と睨めっこした挙句、Hidetunaがくりと項垂れた。

「・・・なんでレイアとかゲリョスとか手ごろなクエストがないんだ・・・」

イャンクックを始め、鳥型、もしくは飛龍型のモンスターは行動パターンが類似しており初心者には戦いやすい。
イャンクックを納得した討伐ができたので少しレベルを上げようかと来てみたが、手ごろなクエストは既に受注されてしまっていた。
残っていたのはバサルモスなどの見るからに堅そうなモンスターと砂漠の暴れん坊ディアブロス。
太刀初心者としてはあまり1人では行きたくないクエストである。

「・・・ディアブロス・・・うーん。ディアブロスかぁ・・・」

クエスト自体は下位なので窮地に立たされるということはないだろうが、着実にスキルアップをしていきたいHidetunaとしては気が乗らなかった。
自分でも面倒臭い性格なのは分かっている。
片手剣で別のクエストに行くか・・・と諦めかけて隣の上位クエスト掲示板に視線を移した瞬間、

「うわぁぁぁああああ!!ディアブロス出てんじゃねぇかぁぁぁ!!!」

Hidetunaの隣に別のハンターが並んだ。と、同時に彼は叫んだ。
チラリと視線を移すと人目を引くオレンジの髪と褐色の肌。
歳は同じくらいだろうか。体つきはよく背も高い。少し嫉妬。
叫ぶなり彼はその場で頭を抱えてしゃがみ込んだ。
相当ショックな事実があったらしい。
下位のディアブロスがなんなのだろうか。
装備を見る限り、下位などお呼びではなさそうなんだが・・・。

「・・・この前遊び過ぎたからなぁ・・・。弾足りるかなぁ・・・。
あーディアがあるなら竜の牙と爪と大タル大量に買わなきゃ良かったぁぁ・・・。
嗚呼最悪だ。マジで最悪だ。
ディアブロスは俺を見捨てるのか・・・」

そのままぶつぶつ呟き始める。
何事かと視線を集めたが、すぐに周囲の者は興味なく日常に戻っていく。
ここはそういうところだ。
その中、隣にいたHidetunaだけが彼を見ていた。

「・・・。」
「・・・ん?なに?」

視線に気が付いたのか、彼がHidetunaを見る。

「・・・あー・・・いや、」

Hidetunaは少し迷った。
誰かと一緒なら危なげもなく討伐できるだろう。
装備を伺えばハンターランクは高いことは伺える。
誘うか、誘わざるべきか。
どうやら彼もディアブロスを狩りたいらしいことは伺えたが、彼自身も1人で狩るには不都合なようだ。
Hidetunaは旅に出てから狩りに誘われはすれど自分から誘ったことはない。
めっきりパーティプレイというものから遠ざかっている挙句、使い慣れていない太刀でいくのもどうだろう。
迷惑を掛けたら申し訳ないしな。そして弱い奴だと思われるのも癪だ。
一応これでも片手剣でG級ハンターにまで上り詰めたのだ。
同行者選びというものは、人を見る目に大きく左右される。相性の問題もある。
特に初対面同士であると、特に慎重にならねばいけない。
このパートナー選びもプレイスキルに関係なく狩場での戦況に大きく左右される。

普通の人からみればかなり怪しい奴だが、意外にHidetunaの中でしっくりきていた。
なんでだろうか、元々変な奴にしか絡まれなかったからだろうか。
直感がこいつだと決めたらしく、Hidetunaの中で誘わないという選択肢は時間と共に消えた。

「良かったらディアブロス、一緒に行かないか?」
「・・・え?」

細いたれ目が少し見開かれる。

「ディアブロス討伐の同行者を丁度探していた。
俺は太刀初心者だから安全に狩れるという保証はないが・・・」
「え、一緒に行ってくれんのっ!?
ラッキー!!俺様今日超ついてる!!!ディアブロスは俺を選んだ!!!」

この世の終わりといわんばかりの表情から一変、太陽のような笑みを見せる。
感情表現が豊かな奴だ。
手を握ってぶんぶんと振られる。

「俺はSIX!!武器は見ての通りヘビィボウガン使い!
実は今金欠でさー、強い弾買えないし、調合分もないし、実質Lv1弾でしか戦えないんだけどそれでもいい?」
「俺はHidetunaだ。元は片手剣を使っていたが、今は太刀使いの訓練をしている。
ディアブロスの個体は下位だし手数さえあれば行けるだろう。
さっき上位の太刀を用意してきたから問題ない」
「おぉ、武器新調とかお金持ちぃ!!
やっぱり太刀かっこいいねぇ!この細工とかヤベェ熱いわ!!」

うるさい。

1人に慣れていたからか、この騒がしさが煩わしいことこの上なかった。
しかし、嫌いでもなかった。
Nobutunaの仲間がどうしようもなくうるさくて馬鹿な奴らばかりだったから・・・。
少し懐かしい気持ちになりながら、2人でクエストを受注した。

++++

ネコタクに乗り砂漠へ辿り着く。
どれだけディアブロスが好きなのか知らないがSIXのテンションはひっぱたきたくなるくらい高かった。
実際ひっぱたいてみた。
出会って2時間ほどしか経ってないのにこの所業。
気分を害すかと思ったが、更に懐かれた。
この素直さが嬉しくて、誘って良かったと思う。
聞けば同じ年ので色んなところを放浪している共通点からさらに親近感が沸いた。


砂漠を歩き回りながらディアブロスの影を探す。
熱さにいい加減うんざりしそうなところだが、SIXは相変わらず元気なようだ。

「・・・お前、暑くないの?そんなごつい装備で・・・」
「俺がこれしきの暑さ耐えられない訳がないって話!
ディアブロスを探して三千里!
いやぁ、砂漠は第二の故郷だな。いや、第一の故郷も砂漠なんだけど!
Hidetunaは・・・」

言いかけてSIXの目が細くなった。背後を振り返り耳を澄ます。

「・・・いた。」
「・・・え?」
「ディアブロスいた。こっち!」
「・・・千里眼でもついてるのか?」

半信半疑で問うHidetunaにSIXは笑った。

「いや、自力千里眼!!!」

ドヤァ、と殴りたくなる程の良い顔を見せつけてSIXは走り出した。
・・・それ、大丈夫なのか?
若干不安になりつつHidetunaも後を追い走り出した。

++++

砂漠の真ん中に現れたディアブロスは通常の個体より小さめのものであった。
これなら慣れ始めの太刀でもなんとか対処できるだろう。
Hidetunaはディアブロスに近づき太刀を抜く。
すらりと伸びた白刃は照りつける太陽の光を浴びてきらりと光る。
顔に向かって刃を下せば堅い角に弾かれた。
簡単には折らせてくれないか。
改めて少し距離おくとディアブロスが大きく息を吸うのがみえる。
チッとHidetunaは内心舌打ちをした。

地面までもが揺れるほどの咆哮。
その衝撃でガレオス達が砂面に顔を出す。
耳を塞いでいると後ろから小さな衝撃があたった。

「ディアブロスの前で突っ立ってんじゃねぇぜ!!」

SIXがヘビィボウガンを展開させてこちらを見ている。
その大きな銃口から放たれたのは何と散弾。

「おっまえ!!
パーティプレイする気ないだろ!!」
「え、なんか言った?
あー、Hidetuna後ろ―」
「・・・あ?」

ディアブロスがこちらを見て助走をつけている。
ヤベッと呟き横に回避する。足元をディアブロスが駆け抜けていった。
ディアブロスの突進の威力は下位と言えど侮れない。
G級ハンターに名を連ねている身分としてはこんな下位クエストで落ちるわけにはいかない。

「・・・にゃろっ・・・」

ヤケクソ交じりに背中の太刀を握る。
こうなれば角の破壊と尻尾の切断くらいはやってのけなければ自分のプライドが許さない。
右背から足に掛けて太刀を振り下ろす。
これくらいだと難なく振り下ろすことができる。
色んな方向から飛んでくる散弾をたまに気にしながらもHidetunaはディアブロス攻略に掛かった。

しばらくするとディアブロス再度大きく咆哮した。
口から黒い噴煙を上げている。
怒っている証拠だ。
Hidetunaは太刀を握りなおした。
怒り時は攻撃力とスピードが増す。
盾もない太刀では受けるダメージは相当であろう。
一息ついていると後ろから援護射撃がとどまることなくディアブロスに注いでいた。
横目で見るとSIXがスコープを覗きながらディアブロスの弱点を的確についていた。
既に散弾は弾切れなのか通常弾で外すことなく打ち続けている。
よく動く尻尾の先にまでともすればヒットする。
口や行動は軽いが、ハンターとしての腕は中々のものであろう。

ディアブロスがSIX向けて突進を行った。
息を呑んだHidetunaだが、対照的にSIXの口元には笑みがあった。

「俺様に真っ向勝負とはいい度胸だな。ディアブロス!」

ガチャリと、SIXはボウガンに別の弾を入れ替える。

「とっておきだ、喰らえ!」

銃口から大きな反動付きで出てきたのは通常弾より大きな弾。
それがディアブロスの額に当たり、爆発を起こした。
たまらずディアブロスは除けった。

してやったりとSIXは立て続けに拡散弾を放つ。
2,3発とディアブロスに当たり、その堅い片方の角がついに折れた。

「・・・なっ」

Hidetunaは太刀を握ったまま言葉を失った。
折ろうと思っていた角一本が先に折られてしまったのだ。これは黙っていられない。

「おい、コラSIX!
お前なんて弾持ってきてんだ。実質Lv1弾のみとか言ってたのどの口だ」
「え?ガンナーに拡散弾は常識でしょ?違うの?」
「知らねぇよ、ガンナーの常識とか!
・・・お前、それで俺ごと吹っ飛ばす気じゃなかろうな・・・」

まっさかぁ〜!と笑って返されるがどう見ても信じられない。
そんな理不尽な状況にもすでに耐性がついているHidetunaはそれ以上問い詰めることはせずディアブロス向かって走り出す。
ならばもう片方の角をもらうだけだ。
やる気を見せたHidetunaを見てSIXも弾を入れ替えた。

「いいねぇ、楽しくなってきたねぇ〜。
俺様俄然やる気出てきたよ」

練気が溜まるにつれて、Hidetunaの集中力が上がって行くのが見て取れる。
今まで弾かれていた部位にも軽々と刃を通していく。

「おらっ!」

力が込められた白刃を振り回せば、その威力にディアブロスが仰け反った。
その隙を逃がさずHidetunaは追い打ちをかけるように刃を振り回す。

「これで、とどめだ・・・っ」

ヒビの入った角を見逃すことはなく、その隙間に刃を入れる。
そのヒビは角全体に伸び、刃と共に2本に折れた。

「よっしゃ!」

内心ガッツポーズを決めたHidetunaの背後から絶望の叫びが聞こえた。

「あーーーー!!!ツノォォォ!!!
ちょっとHidetuna何してくれちゃってんのぉぉぉっ!?
俺の角が折れちゃってんじゃねぇか!!!
責任とってその太刀真っ二つにしてやる!!」
「あぁ?聞こえねぇよ。
こいつの角は始めから俺のもんだ」

太刀を背中に収め、こちらも精一杯のドヤ顔で返す。
心の底からザマァ。
SIXはガクリと砂地に手をついた。

「なんてこった・・・もうヘビィボウガンで破壊できる箇所がなくなるなんて・・・っ。
これをこの世の絶望と言わずなんという・・・。
相手が上位武器を持っていたことをもう少し考慮するべきだったな。
俺様としたことが相手を侮っていた」
「角の部位破壊をされたぐらいで大げさだろ。
まぁ尻尾もちゃんと斬ってやるから安心しろよ」
「くぅぅ、尻尾斬れるようになる弾調合できろ!今すぐ降ってこい!!
仲間殺しSIXの名の元に今ここに召喚する!」
「そういうゲームじゃねぇから!!」

場に忘れられた自身を誇示するようにディアブロスが吠える。
しかし大きな角がない姿はどこか迫力に欠けていた。
HidetunaとSIXはディアブロスに振り返った。

その覇気は装備を無視したG級ハンターのものであった。
モンスターのものに引けを取らないその迫力にディアブロスが一瞬ビクリと身体を震わせる。

「・・・おい、Hidetunaこいつ倒したら砂漠裏まで面かせや」
「砂漠裏ってどこだよ。
ここで充分だろ」
「上等じゃねぇか。
仲間殺しと呼ばれた俺の実力知って後悔すんなよ?」

突進してくるディアブロスを交わし左右から挟撃する。
そのまま遠心力で凶器となる尻尾を前転で交わし、そのまますらりと太刀を抜く。

「おらっ!」

垂直に下ろされた刃は尻尾の鱗を剥がしていく。

「俺様が目立たない狩りなんて、狩りじゃないんだけどねぇ・・・」

そう言いながらSIXはスコープを覗く。
そして器用に背中に弾を当てていく。次は動く尻尾の先にも確実に弾を当てていた。
ディアブロスを狩り慣れているのか、その動きに無駄がない。

ディアブロスが地中まで頭を下げる。潜行の予備動作だ。

「逃がさねぇよ!」

Hidetunaが鬼神斬りをかます。

「Hidetuna避けろ!」

SIXの声にHidetunaが刃を振り下ろすと同時に後ろに下がった。
SIXのボウガンから離れた弾がディアブロスに当たり破裂する。
ディアブロスその場で転倒した。

「・・・やるじゃねぇか」

言葉に悔しさを見せて、Hidetunaが尻尾に斬りかかる。
幾度と攻撃し鱗がかけていた部分に垂直に刃を下した。
驚くほど刃が進み、そして、尻尾が切れた。

「うっし!」
「尻尾ぉぉぉぉおおおおお!!」

後ろから悲痛な声が銃弾と共に聞こえてきたがここは聞こえないことにしておく。
俺、セルフ高級耳栓ついてるし。うん、聞こえない。

尻尾を斬られ怒ったディアブロスだがそのまま地中に潜り、別の場所に移ったらしい。
モンスターの気配が消え、辺りは雑魚モンスターの声が小さく聞こえるのみとなった。
大きく息を吐き、Hidetunaが刀を収める。

「・・・そういえばペイントついてなかったな・・・。
おい、どこに行ったか検討つくか?」

振り返れば恨めしそうな顔をして、SIXがこちらをみている。
おいおい、危ないからその銃口の先を俺から外せ。

「尻尾の恨み・・・」
「おいおい、ボウガンじゃ尻尾は切れないだろ。
中々尻尾を剥ぎ取る機会なさそうだし、今のうち剥ぎ取ってもいいんだぜ?」
「その上から目線はなんなんだっ!?」
「・・・そんなことより、ディアブロス・・・」

そしてお前の方が上から目線なのは気づいているか?
ディアブロスの名前が出た瞬間SIXの興味の対象が移り変わる。
動物のように周囲を見渡し、鼻を動かし・・・それで分かるのか?と問いたかったがあまりにも真剣なその様子に黙って見守っていた。
あ、という言葉と共にSIXの視線が定まった。

「・・・巣で寝てる」

ヘビィボウガンをしまい、SIXは走り出す。
野生児だ、と思いながらHidetunaはその後をついていった。
結局尻尾は剥ぎ取りもせずその場に落ちたまま。

・・・こいつは、一体何をしにきたのだろう。

その後巣で寝ていたディアブロスに奇襲をすると、数分立たないうちに地に伏せた。
元々弱っていたのだろう。
そのあと大きな喧嘩もなく、2人でネコタクでギルドに戻った。
怒ったり、叫んだり、笑ったり、真剣になってみたり・・・よく分からない奴だが苦に感じることはなかった。

・・・俺も相当感覚が麻痺しているようだ。

++++

「かんぱーい!」
「乾杯」

勢いよくジョッキを上げるSIXに対してHidetunaは控えめに、SIXのジョッキに自分の物を当てた。

「ちょっとー、Hidetunaノリ悪いんだけど」
「俺は元々悪いんだ」

そう言いながらHidetunaはジョッキに口をつけ瞬く間に1杯飲みほした。

「ふー、狩りの後の一杯はうめぇ」

2口ほど口に含みながら、Hidetunaの飲みっぷりをみたSIXは動きを止めた。

「げ、お前飲めるクチなの?」
「まぁ弱くはないよ。え?なに?
もしかして下戸なの?飲むと顔赤くなるタイプ?」

アルコールも少し回り、Hidetunaの表情に柔らかさが混じる。
SIXはぐっと引いた。
どうやら図星のようだ。
日中は色々やられたから、借りは返しておかねばなぁ。

「よーし、飲み比べだSIX。
俺が負けたら今日の飯代奢ってやんよ」
「マジでっ!?」
「マジで」

そう言ううちにHidetunaは2杯目を空にしていた。
とりあえず食前酒はこの程度でいいだろう。ハンデとしてあげてもいい。

「フフフ・・・今宵遂にSIX王家秘奥義を解き放つ時が来たようだな。
SIXトリニティ・鋼鉄の肝臓!」
「何そのネーミングセンス。それは流石にないよーSEVEN」
「うるさいわ、Nobutuna」

『SEVENちゃう、SIXや!』
『Nobutunaじゃねぇ!Hidetunaだ!!』

酔った頭で自然と叫んだ。
それがあまりにしっくりきすぎていて。

見詰め合って数秒。
その奇妙さに気が付く。
そして謎の親近感の理由が徐々に明らかになっていく。
今、行方不明になっていたピースがカチリと重なった気がした。

MHDメンバーのNobutunaにはよく似た弟がいるらしい。
MHDメンバーのSEVENは数字の名を持つ兄弟がいるらしい。

そんな話を聞いたことがある。
お互い出会ったこともない人物だがその存在は記憶していた。
彼は確かに存在して、この広い世界でハンターとして生きている。

「・・・え、お前まさか・・・」
「うそ、だろ‥‥?」

まさか、こんな形で出会うなんて。
お互いが指差しあって、腹を抱えて笑った。
何故か無性に可笑しかった。アルコールのせいだろうか。
顔をしかめたハンターがこちらを睨んだが無視だ無視。
世界がとても面白く見える。
これも運命なのかなんなのか・・・どうせ同じ運命なら可愛い女の子との出会いがよかったけれども。

一通り笑って、席につく。
1度戦った仲間を通り越して、気分はもはやファミリーだ。

「お前しばらくこの村にいるの?」
「まぁな。金集めないとG級モンスター狩りに行けないからな。
あとマ王の出現情報も聞いてないからしばらくゆっくりする予定」
「なら、資金稼ぎのついでに俺のクエストに付き合えよ」
「ならディアブロスか!
次は上位に行きたいよなー!下位じゃやっぱり物足りねぇよ」
「何故そうなるっ!?俺はお前らみたいに角竜至上主義じゃねぇんだよ!」
「あ、そうだな勘違いしてた!ごめんごめん、そっちは轟竜派だもんね!
いや〜、ドMもそこまでいけば立派だよな」
「誰が轟竜派だコラ。誰がティガレックスなんて愛でるんだよ、あのクソトカゲ。
大体あれNobutunaの嫁だから」
「そのツンデレ具合にも定評があるって聞いてんだけど」
「ツンツンしてなければデレてもねぇぇ!!!」

こうして、とある地で小さなMHD猟団が結成されたのだ。
それは、小さな猟団のさらに小さな伝説の始まりの話。

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