火山から持ち帰った戦利品をアイテムボックスをボックスに預けRikuは息をついた。
やる気の出ないときは炭鉱夫に限る。

視線を感じてふと後ろを振り返った。
ギルドマネージャーと目が合う。コンマ0.1秒で目をそらした。

なんでこっちみてんのあのジイさん。

頭の上に黄色い吹き出しが見えたような気がするが無視だ無視。
彼と関わるとロクなことにならないのはすでに経験済みなのでRikuはさっさと浴場に向かった。
その間もずっとこちらを見ている。いや・・・なんなのあのジイさん。

徹夜で火山に採掘に行っていたため、帰ってきた時にはすでに太陽は登りきっていた。
新しいクエストもちらほら張られはじめ、集会場は徐々に賑やかになってきた。

「あれ〜Rikuじゃん!」

その声にRikuはぎくりと足を止めた。
関わるとロクなことにならないその2、同じ猟団の1人『スタン系突撃ランサー』SEVENだ。
そして彼がいるということは・・・
振り向くと、見慣れた赤髪と、無表情の金髪の男が並んで立っていた。
メンバー1笑いをとれる集団、チームBAS。

「Riku今から狩り?」

無表情の職人が話しかけてくる。

「・・・んなわけないでしょ。徹夜で炭鉱夫してきたの。風呂入って今から寝るところ」
「へぇ、良い護石見つかった?」
「いやさっぱり。激運ってそういうのにも加算して欲しいよねぇ」

Ashがギルドマネージャーの視線に気づき、Rikuをつついた。

「なんか、ギルドマネージャーこっち見てるぜ?お前じゃねぇの?」
「え、俺知らない。金の山菜券以外あのジイさんに用ないし」

1人で炭鉱に行ってきたのだ。山菜券なんてもらえるはずがない。
なら、頑張って、とRikuが浴場に行こうとしたところに何かの匂いを嗅ぎつけたSEVENが目を光らせた。

「どったのマネージャー?」
「おぉ、聞いてくれるか若者よ!」

Rikuの足がぴたりと止まる。
俺は何も聞いていない、俺は何も聞いていない、俺は何も聞いていないし見てもいない!

ギルドマネージャーとSEVENはお互い目を合わせにやりと笑った。

「実はここだけの話・・・覇龍が発見されたのじゃ」

ここだけの話、と銘打ちながらそれは他の3人の耳にもしっかり届いていた。
聞きなれた、しかし珍しいモンスターの名前にAshとBillyが向き直った。
浴場に入ろうとするRikuの肩を2人が抑える。
そしてそのままギルドマネージャーのところに引っ張っていった。

「ちょ、なんなの、俺は何も聞いてないし、これから寝るところだからね。
ないわー、この人たちないわー!」

ギルドマネージャーは続ける。

「火山の奥に存在する限られたものだけが入ることが許される溶岩峡谷。
ギルドの総力を挙げてアカムトルムをそこまで追い詰めたはいいものの倒すものがおらん。
このままだと火山を超えてここまで侵略してくる可能性も大いにありうる。
アマツマガツチの脅威が去ったというのに忙しいことじゃ」

アマツマガツチ。
『嵐龍』と呼ばれる古龍は存在するだけで嵐を呼ぶとされ、一時はユクモ村壊滅の危機にまで追い込もうとしていた。
nobutuna達が出向いて討伐したという話はわりと最近の話である。

「覇龍という言葉にその反応。
ホッホッホ・・・MHD内の『対サンドバック専門チーム』と名高いチミらなら余裕じゃろ」
「え、そうなの?」

思わずAshが突っ込んだ。
聞いたことがない。そんなこと言った覚えはあるけど。

「そんなわけで、討伐頼んだよ。
どうせ弱いモンスターばかりで飽きていたところじゃろ」

3人の前にクエスト受注書を差し出した。
特殊な討伐クエストと記載された受注書には『アカムトルム』という名が刻まれている。

「いいねぇ、久しぶりに燃えてきたねぇ!」
「決まりだな」
「相手にとって不足はなし」

盛り上がる3人に対してRikuはため息を吐いた。
アカムトルムの討伐なら最初からこの3人、またはnobutunaたちに頼めばよかったのに。
何故最初に俺を見たし。

「なら頑張って・・・」
「え、Rikuも行くよね?」
「・・・・お?」

何故そうなったし。

「え、あの話聞いてたよね。俺徹夜で火山にいたって」

ポッケ村でも戦った相手だ。
彼らの狩りスキルがあれば余裕と行かずともいいところまでいけるであろう。
しかし彼らはRikuを逃がしはしなかった。

「火山ならクーラードリンク持ってんじゃん。丁度いいじゃん」
「採取クエストのくせに案外ガチ装備じゃないすかRikuさん」
「え、もしかしてその背中の王牙砲じゃないすか。さすがRikuさんパネェっすわ」
「・・・・いや、あの・・・」
「え、風呂に入ってない?ドリンクもまだ?
じゃ、風呂入って30分後に出発な!」
「わーい、Ashごっつぁんです!」
「ただし、SEVENテメェは駄目だ」

3人はわいわい騒ぎながら浴場に向かう。
ぽつんと残されたRikuは徹夜明けの頭で呆然と彼らの背中を見送った。

「え、マジで?マジなの?」

++++

「ていうかアカムここにもいたんだねぇ。
久しぶりすぎるwktk」
「良く見つかることなくあそこまで成長したと俺は思うね。何食ったらあぁなるんだろ」
「情報によると少し横にスリムな感じだけど・・・実際どうなんだろ」
「・・・・。」

ネコタクの上で騒ぐAshとSEVEN、クエスト誌を眺めるBilly、寝る俺。
大体いつもの図だ。

少し熱さを感じて外を見ると火山に差し掛かっている。
いつものキャンプを横切って遠回りに火山を超える。
見たこともない道に会話も忘れて自然の造形に見入る。

「・・・スッゲェ・・・」

流れる溶岩、噴火し続ける火山。
熱さも忘れて、その圧巻の景色に言葉を失う。
誰も立ち入れない領域を超え、その奥。
溶岩峡谷と呼ばれる未踏の地。

大きな地震と咆哮を聞いた。
揺れる台車にうまく掴まりながら、その場をやり過ごす。
ネコタクはそのまま進み続ける。
危険なことは初めから分かりきっている。
何があってもおかしくはない領域。
4人の瞳に真剣さが帯びる。

大きな岩石を超えた、その奥に開けた空間があった。

「ついたニャ」

汗をぬぐいながらアイルーがいう。
4人は無言で降りて、武器を担ぎなおした。
アカムトルムが暴れるには丁度いい広さだ。
クーラードリンクを飲み、中央へ進む。
Rikuも後ろから弾を装填した。
この中で一番防御力が弱いのは決まりきっている。
流石に一乙とか徹夜明けとはいえ、勘弁したい。


「本当にいるのか〜?」

恐らく潜っているだけだとは思うが、中々姿を現さないアカムトルムに苛立ちが募る。
感覚を澄ませても何も感じない。
地面から伝わる微かな振動はおそらく火山活動だ。奴ではない。

「今日は気分じゃないのかなー?アカムにだって休みたいときはあるよね」
「あいつらいつも休日じゃねーか!!」

Ashの突っ込みが決まったところでBillyが下を向いた。

「・・・なんか、揺れてない?」

ボコリと地面が湧き上がる。
赤いマグマが見えたと思えば一瞬にして火の支柱を作り出した。

「うぉ、マジか!!」

数か所、ぼこぼこと湧き上がるマグマに4人は構えた。
地中からのマグマが噴火するのは奴が現れるサインだ。

「さぁ、どこからでもかかってこい」

職人の手に、暴虐の槌が握られる。
ボコリと地面が盛り上がったと思うと、赤いマグマと共に黒いごつごつとした岩が盛り上がった。
Rikuはボウガンを覗きこみ、近接3人は獲物に接近する。
黒いごつごつとした岩そのものがアカムトルムだった。

「なんか、痩せたんじゃねっ!?」

久しぶりに見た獲物にSEVENが嬉々として槍を構え突進する。
頭から尻尾まで中央突破。
アカムトルムがSEVENの姿を確認しようと頭を下げたところへBillyがハンマーを振り上げた。

「立派な角、今日は全部折るよー」

渾身の溜め三スタンプが決まる。

「なら尻尾は任せろ」

スラッシュアックスを剣モードにしたAshが尻尾を叩く。

「じゃ、俺は背中破壊って感じかな」

Rikuは散弾を込め、背中に向けて放つ。
・・・あまりチームワークよくないけどバランスだけは良いんだよな。このBAS。
え、俺は入れないよ。


良い間合いを取りながらBillyは確実に頭にダメージを与える。
SEVENは盾を巧みに使いながら腹や足を叩いていた。
たまに突進で味方を巻き込むのはご愛嬌。

「Billyはん危ない!」

頭に向かって突進する。
どうみても危ないのはSEVENの方だ。

「ちょっ、ま・・・」

バチンッとアカムトルムの頭で星が弾ける。
大きな巨体が傾いた。

「・・・ちょっと!SEVEN!!!!」

BillyがSEVENの槍に飛ばされ、アカムの巨体が地に付した。

「やりやがったなSEVEN」
「スタンおいしいです」

Rikuがすかさずしゃがみ、Ashも属性解放突きを繰り出す。

「フッ、突進系スタンランサーの真髄を見よ!」

飛ばしたBillyに構わずSEVENはアカムトルムに向けて再度突進を行った。
ちらりとBillyを見たRikuは目をそらしたくなった。

・・・アカムより先に怒った暴虐がいる。

ナルガのように目が赤く光って見えるのは気のせいだろうか。

キィィーンと、ハンマーに力を溜めそのままアカムトルムに向けBillyは走り出した。
スタンしたままのアカムトルムの前でハンマーを振り回す。
ビキリと、アカムトルムの角にヒビが入った。
追撃のスタンプ。

巨大な角が折れた。

「Billyやりやがった!」
「Billyはんかっこいい!!」
「・・・SEVENはちょっとこっち来い」

「お怒りやー!!Billyはんがお怒りやー!!」
「自業自得だろ」

アカムトルムの上半身が起き上がった。

「こいつ、立てるのか・・・」

素直に驚くAsh。
アカムトルムの前にいたBillyとSEVENが思い切り息を吸い込むのを確認した。

Billyはハンマーをしまいそのまま体ごと地に飛ぶ。
SEVENは盾をかざす。

大きな咆哮。
ビリビリと空気が震える。その場にとどまれないほどの風圧。
盾を構えて、ぐっと耐えるSEVEN。緊急回避したBillyもそのまま転がされる。
少し離れていたAshもRikuもあまりの大きさに顔をしかめた。
遅れて、火柱が地面から上がる。
回避できないほどではないが、行動を止められていたら直撃するだろう。
あぁ、怖。

鱗の下から赤い光が漏れ出す。
瞳を怒りに染めて、アカムトルムがSEVENとBillyを見下ろし片方の角で突き上げる。
Billyは回避し、そのまま力を溜める。
SEVENは盾をうまく使用し、その隙を突く。

ダンッっとアカムトルムが足を地に固定した。
すっと息を吸う。
ハンターの勘が警報を鳴らしていた。
前方の3人は移動する。
すっとアカムトルムはSEVENを見つめた。

「ん?なんだい?」

笑顔を浮かべてみたが、頬に汗が流れる。
熱い火山の中、ひやりとした感覚が全身を襲う。
ぐっと盾を持つ手に力を込めた。
アカムトルムは顎を少しあげ、下げた。

ゴオオオォオォォオオオ!!!!!

竜巻にも似た黒い衝撃波。

Ashの目が見開かれる。
Billyは目を細めた。
Rikuの表情が固まる。

黒い竜巻はSEVENを真正面から襲う。

「みゃおぉぉぉぉおおおおん!!」

最初は盾で何とか耐えたが時間と共にめくられ、SEVENの体は宙に舞った。

「SEVENっ!」

Ashが叫ぶ。
Billyは黙って、粉塵の袋を開けた。
Rikuはないわぁ・・・。と呟いた。
あんな衝撃波、ランスだからこそ耐えられたものの、そこらの装備で喰らうとひとたまりもない。

地面にべシャっと落下したSEVENはすぐにむくりと起き上がった。
Billyの粉塵のお蔭で大きなダメージはなかったらしい。
Billyは興味もなさそうに再度アカムトルムに向かって走っていった。

「ちょ、マジ危なかった!!
ソニックブラストヤベェ!一瞬天国見えた」
「マジで?俺果てしない地獄しか見えないんだけど」

「おらぁぁ!!」

Ashがスラッシュアックスを振り上げた。
アカムトルムの太い尻尾がちぎれる。

「よっしゃー!!」
「Ashナイスー!」
「このまま角も爪も破壊するよー」

にやりと笑ってAshは剣モードに移行する。

「Billyさんー、スタンお願いしますね」
「角だけは渡さない」
「俺は〜?俺は〜?」
「お前は隅っこで笛で吹いてろ!!」

怒りが収まり、いきなり動作が鈍くなったような気がする。
攻撃チャンスとばかり、3人が頭の方へ集まり始めた。
アカムトルムが地面へ潜る。

「チッ、これからがいいところなのに」

Ashは舌打ちをして武器をしまう。
ランダムに飛び出す火柱。
振動がウカムトルムの行先を示す。
4人は行先を眺めた。

「向こうの端かよ、仕方ねぇな」
「こっち来るの待つ?」
「いや、男は攻めっしょ!!!」

一番乗り、とばかりにSEVENが突進で追いかける。
AshとBillyは苦笑してその背を追った。
Rikuは息をついてその背の後をついていく。

・・・なんていうか、遠くにアカムトルムが位置するときって・・・。

ボコンと、黒い頭が顔を出す。

SEVENがいち早く異変に気付いた。
後ろをみると、1列に3人がこちらに向かってくる。

「駄目だ、離れて!」

AshとBillyの足が止まる。
SEVENの言わんことに気づいたBillyがハンマーを取り出した。
SEVENも突進をやめ、こちらに振り返った。

「Riku、早くこっち!!」
「・・・お?」
「なるほどそういうことね」

Ashもスラッシュアックスを取り出す。

「SEVENと俺、どっちがいい?」
「どっちもお断りしたいんだけど」
「Ash危なーい(笑)」
「了解した」
「嫌な予感しかしないけど死ぬよりましってことね・・・」

RikuがBillyの前まで走りきる。
溜めたハンマーでRikuを突き飛ばした。

「・・・っう・・・
Billyさん容赦ねぇ・・・」

最初にRikuの体が宙に舞う

「飛んでけろっしょい!!」

Ashの一振りでBillyが宙に浮いた。

「・・・Ash、覚えておけ」
「おまっ、仕方ないだろ・・・」
「SEVEN王家、緊急回避究極奥義!!
SEVENエスケープッッ!!」

SEVENの叫びと共にアカムトルムからソニックブラストが吐き出された。
浮かぶAshの下を黒い竜巻が通過していく。
アカムトルムはそのまま顔を右に動かし始めた。

「・・・え、ちょっと・・・嘘でしょ」

投げ飛ばされた方向が右だったRikuが口元をひきつらせた。
ここまでされて直撃とかないわー。

「・・・お?」

黒い竜巻が当たるちょっと前。脇腹を突き抜ける感覚。

「逃げろー!!」
「ちょ、SEVENないわー!!!」

Ashを引いたSEVENがそのままRikuに突進してくるところであった。
ほどなくして黒い竜巻は消える。
なんとかソニックブラストは回避したが、妙な疲労感が3人を襲った。
なんていうか、真面目に攻撃に当たるより辛い。精神的に。


それでも遊びながらもダメージを与え続けてきたため、そろそろいいところまで来ていると思う。
突進してきたアカムトルムの攻撃を避けながら確実に頭に、足にダメージを与えている。
2本目の角が折れたとこで、ナイスBillyはん、とSEVENがBillyに振り返った。

「ありがとう、SEVEN」

そういえば、色々やらかしていたかもしれない。
SEVENの表情が固まった。
Billyの目が赤く光る。

「ちょっと、上から突いてこればいいと思うよ」
「ご無体な〜!ちょ、Billyはんマジやめて俺死んじゃ・・・
みゃおおおおぉおぉおぉおおん!!」

ハンマーでかちあげられたSEVENは高く宙を舞い、丁度アカムトルムの背中の上まで来た。

「あはは、SEVENザマァww」
「Ashも一緒に属性解放突きとかしてくれば?」

Ashは背後を振り返ると、完全に溜め終えたBillyがいた。

「・・・え?いやまてBilly、話し合えばきっと分か・・・っ!!」

Ashも同じく空高く宙を舞った。

ここまで来たからにはやるしかない。
SEVENはアカムトルムに対して垂直に槍を構えた。
Ashも自棄で剣先に力を溜める。
失敗すれば逆に鱗の棘に刺されて、運悪ければ死がみえる。

・・・死が怖くてハンターなんてやってられるか!!

「SEVENトルネードアターック!!」
「いっけえぇぇぇええー!!属性解放突き!!」

重力も加わり、2人の落下が徐々に早くなる。
それを遠くから見ていたRikuは「おー」と歓声を上げた。
SEVENもAshもよくやるわ。
Billyはというと黙々と下で頭にに攻撃をしている。
あれだけやっておいてあとは放置か。
・・・頭を確実に狙いたかったというだけのことかも。

Billyがハンマーを振り下ろしたところでアカムトルムが眩暈を起こした。
その直後、2人の攻撃がアカムトルムを襲う。

アカムトルムは大きく体を震わせた。
しゃがみ撃ちのため体をかがめたRikuは起き上がった。
Billyもハンマーをおろす。

「討伐、完了」

そのまま地面に伏したアカムトルムにBillyは満足そうな顔をした。
久しぶりに楽しかった。

「え、もう終わりなのっ!?もっとトルネード決めたかった!」
「俺の属性解放突きもこれで終わりじゃねーんだけど」

とどめさすなら最後で決めたかった。

「はぁ、徹夜明けアカムとか死ぬかと思った。
素材剥ぎ取ってとっとと帰ろうぜ・・・」

「ていうか俺のトルネードアタックでとどめだろ」
「いや属性解放突きが決まったからに決まってるだろ」
「俺のハンマーのおかげだろJK」

アカムトルムの上で言い合いする2人は何か奇妙な光景に見えた。
モンスターの上に乗るなんて行為中々できたもんじゃない。

言い争いもそこそこに遠くで火山の噴火した音が聞こえたため、4人はとっとと撤退を決め込んだ。

++++

「ホッホッホ〜。チミら死ななかったか!
なによりなにより」
「第一声が死ななかったとかやめてくんない?
え、なに死んでほしいの?フラグなの?」

目の下に隈を作ってRikuが抗議する。

「いやいや、絶対生きて帰ってくるとは思ってたぞ」
「どうでもいいけどそんな危険なクエ俺に回すのやめてくんn・・・」
「そんな勇敢で強いチミらに更なるクエスト!
凍土の更なる奥に潜む標的ウカムルバス〜!!」

来ると思ったけどやめてー。
ほら後ろで目を輝かせた3人いるから。

「マジで―!!
俺の紅蓮の炎が火を噴くぜ!!」
「突進祭りじゃ〜!!」
「アカムのあとウカムいかないとなんか狩った気しないんだよね」

Rikuはガクリと肩を落とした。
もういやだ。この人たち。

次の日、ガチ装備で集会場で待ち構えていた3人に連行され、Rikuは極圏へ連れ去られた。
ないわー、まじないわー。

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