今日も穏やかな彩雲国、紫州王都貴陽。
しかし、とある日朝廷中を震撼させるある出来事があった。
それは、ある一人の老人の一言から始まったプチ騒動。


朝廷大★パニック


「・・・・では・・・・。頼まれてくれるか?
・・・・。」

暗い室内で、二人の男女の声が響く。
一人は年老いたしわれたような声。
一人は、まだ幼さも残すような若々しい声。

「・・・・・はい、お任せください。」

と呼ばれた少女は老人に一礼すると闇に消えるようにその場から消えた。
老人は薄く微笑む。そして、最上階から広い城を見渡した。
さぁ、どれだけここの官吏が使えるかどうかを・・・・。
彼女にも少しだけ苦労してもらう羽目になるが・・・・。

今日は休日だった。
しかし、王の命令で何故か侍郎以上の特定の官吏が出仕を余儀なくされた。
今日の朝廷は上級官吏と下官が少しという奇妙な割合の人口がいた。

「おはようございます。
吏部から届け物に参りました」

男装したはたくさんの書類を各部署に届けていく。
監視ということで霄太師から許可をもらい、男装で雑用係を勤めるのが日課である。
今日は吏部では、絳攸と黎深しか出仕していなかったようだ。
絳攸がに気づき、大量に抱えていた書類を受け取った。

「悪いな。
・・・・というか、なんでこんなに書類があるんだ?」

休日なのに・・・・。
絳攸は書類を抱えて苦笑した。

「何やら、今日出仕していないのであれば、この書類は明日でいい。
・・・・・と黄尚書が仰ってまして・・・・。」

ということは、嫌がらせか。
絳攸は込み上げてくる怒りを、なんとか理性で押さえた。
『鉄壁の理性』と称される彼。その壁はなんとか崩されることはなかった。ギリギリ。

貴方がおそらく上司宛てに送った書類・・・・全て自分に回ってきてるのですが。

上司に直接送れよ!!と殴り込みに行きたい衝動に駆られた。
・・・しかし、絳攸は知っている。
彼が上司にどれだけ、仕事しろ、などと諌めてくれていること。
『仕事しろ』を一万回言うだけで仕事をしてくれるのであれば、上司はとっくの昔に仕事をしている。

おそらく、それも彼は知っている。知っているにも関わらず、これを自分に送ってくるということは嫌がらせとしか言いようがない。
しかも、かなり複雑な文章構成になっていて絳攸でも頭を悩ますほどだ。
上の文章に軽く目を通しても文頭から頭が痛くなる。

それをこんなにたくさん・・・・?
・・・あの人は鬼か。鬼人か?
いや奇人なんだけど・・・・。

上司のことを思わず棚上げしてしまい、絳攸は頭の中で延々と恨み言を巡らせた。

そんな絳攸には首を傾げた。

「・・・李侍郎・・・・?
どうなされましたか・・・・?お気分でも悪いのでしょうか?」
「いや・・・・・別に、大丈夫だ。ご苦労。」

絳攸はげんなりした顔で中に入っていった。
は、吏部から他の部署宛の書類をもって歩き出す。
そういえばいつも以上に多いような気がする。
届ける人が少ないのか・・・・それとも・・・・。

・・・・・!?

は大量の書類を抱えながら周囲に視線を配った。
・・・・見られている?
元風の狼だった親から授けられたのは『人を守る』ための技術。
戦闘訓練にも周りからの防衛術も身についているので殺気があれば直ぐに分かる。
だから霄太師にも官吏にまぎれて場内を守るようにと言われた。

一瞬のうちに短剣が窓に向けて飛ばされた。
私は反射で伏せる。
数泊遅れて窓ガラスが割れた。

「・・・・何事・・・ッ!?」

はとりあえず、その辺に書類を置いてあたりに気を配る。
他からも窓ガラスの割れる音が聞こえた。

・・・・・まさか・・・・っ。
は駆け出した。
なりふりは構っていられない。
固い革靴をその場に脱ぎ捨て裸足になる。
そして、一番近い部署の扉を躊躇いもなく開けた。

そこは戸部。
確か柚梨と奇人がいたはずだ。

「・・・・景侍郎っっ!!」

部屋の中に見られたのは黒装束の忍びと囚われた柚梨。
私に気づいたのか一体は柚梨をつれて外にでた。

「待てコラッッ!!」

思わず口調も崩してしまう。
柚梨が遠くから叫ぶ。

「鳳珠のことを頼みますッッ!!」
「・・・・えっ・・・・
・・・・はいっっ!!」

多分、人質程度だろう。殺されないとは思う。
確かに、侍朗より今は奥にいる尚書の方が優先順位が高い。
私はうなづいて、奇人の部屋に入った。

扉を蹴り破って。

「・・・・鳳珠様っっ!!」

バキッッ!!

妙な効果音と共に扉が開いた。
なんだか重いような気がしたが・・・・気のせいじゃないらしい。
が部屋を見た時奥の机に大きなたんこぶをつけた黒装束がバタバタと倒れている。

「・・・・あぁ・・・か・・・」

その中心で奇人、もとい鳳珠が何もなかったように立っていた。
仮面を外しているということと、周りに倒れている人のことから推測するときっと鳳珠の気功術に倒れたのであろう。
その麗しい顔にはいつも惚れ惚れしてしまう。

入り口にボケっと突っ立っているをなんとか我に返らせた。

「・・・柚梨はどうした?」
「申し訳ありません。私が来た時にはもう・・・・」
「・・・そうか。
・・・休日だったのが奴らにとっては運の尽き・・・
ここにいても何もならない・・・とりあえず、外にであるぞ」
「はい」

鳳珠は、着物を翻し早足で戸部を出た。は、遅れまいと鳳珠について行く。
普段と違って、他に歩くものは一人もいない。
それがまた違和感を感じさせる。こちらに向かっている視線もまだ消えない。
油断は禁物だ。

「・・・今日は誰が出仕してきている?」
「それが・・・ほとんどの尚書及び侍郎が・・・。
しかも、かなり有能な・・・・」
「・・・・・なんだと」

鳳珠の顔が険しくなった。
もし、本当に殺されでもしたら彩雲国が大変なことになるのは目に見えている。
何故、こんな日にまとめて出仕など・・・・

前後から誰かが走ってくる。

「・・・・主・・・上!?」

王の姿を確認した鳳珠はすぐにスペアの仮面を被る。
そして、後ろからこちらに向かっているのが吏部にいた二人。

鳳珠は後ろの二人。特に黎深を見て、微かに舌打ちをした。
劉輝と楸瑛は偶然揃った人達を見て少し意外そうな顔をしたが、すぐに顔を戻して事の把握にはいる。

「無事だったか・・・・・・・・
しかし、他の者は全て攫われたと見えるな・・・・。
どうしたものか・・・・」
「それよりも、主上・・・こんな場所におられてよろしいのですか?」

王の登場で思わず、は声を掛けてしまった。
しかし、劉輝はあまり問題とはせずさらりと流した。

「あぁ、余は大丈夫。
しかし、どこに連れて行かれたのかが・・・・問題だな。」
「胡蝶に頼んで捜索させますか。」

楸瑛がすぐに捜索の手取りを踏む。
確かに朝廷外に連れ去られたのであれば、親分集に頼むのが手っ取り早い。
劉輝はその案に頷いた。

「そうだな・・・・そうするか。
では、戸部、吏部尚書・・・安全な場所に避難していただけるか・・・?
あとは余達が何とかする。
えっと・・・・お前は尚書たちの安全確保に勤めて・・・・『いや。』

王の言葉をさえぎったのは黄、紅両尚書。
二人がいささか苦手な劉輝は気分を損ねないように細心の注意をはらっている。
二人の尚書に睨まれた劉輝は表情をかえないようにするのが精一杯であった。

「私もいく」
「勿論、私も」

両尚書の申し出には流石にここにいる全員が驚いた。
しかし、あの黒装束に襲われてなおこの場にいるのだから、二人共そこそこの力はあるということだろう。

「・・・・では・・・」
「・・・主上、あれを・・・」

楸瑛が窓の外を指差す。
そこにいたのは明らかに怪しい衛兵。
城の者ではなさそうだ。

「城から出てないのか・・・・。
では、羽林軍等全員で朝廷のあらゆるところを探させよう。
そういえば・・・確かこの城には、妙な部屋があったな・・・。まさか・・・・そこかも・・・・」

劉輝が何やらぶつぶつと呟いている。
にも少しだけ心当たりが合った。
というか『あの室』と呼ばれる場所なんてあそこしかない。

「えっと・・・主上。『あの室』のことですか・・・・?」
「あぁ・・・そうなのだ・・・・。
あまり入りたくはない」
「仕方ないですよ・・・。皆さんとらえられてしまったのですから・・・・。
絶対自力で脱出なんて出来ません。
羽林軍であろうともそこに入れば・・・戻ってこられるかどうか」
「・・・そうだな」
「・・・なんだ、その室は?」

劉輝達の妙な会話に絳攸が眉を潜める。

「あぁ・・・この朝廷内にはいくつかの隠し部屋があってな。
その中の一つだ。
人を何人か隠すためにはそれなりの広さが必要だろう。
それが出来る室と言ったら・・・・あの室しかない・・・。
正直近づきたくないのだが・・・、仕方あるまい」

劉輝は歩き出した。
楸瑛はその辺にいた兵士に言いつけ、朝廷内の散策を命じた。
その後、すぐに朝廷内は厳重警備体制がひかれ、巨大なかくれんぼの会場となったのだ。
勿論、鬼は圧倒的に多い。

劉輝に案内されて辿りついたところは府庫だった。
劉輝が、その奥の本棚の中の大きな辞典をどかすとボタン見たものが出てきた。

「・・・・こんな隠し扉があったとは・・・」
「埃がないですね。
やはり誰かが使ってます」

それは誰が見ても明らかだった。
周りの埃だらけの本に比べて辞典だけ妙に新しく見える。

劉輝は躊躇わずボタンを押した。
からくりになっているらしく、地響きと共に本棚が動き入り口の扉が開く。

新しい発見に一同目を丸くした。

「・・・・さて、ここまできたが・・・。
正直、ここに入るのはお勧めしない。
中は複雑な道になっているし、光もない。それに、確実に先ほどみたいな敵もいる。
・・・・これでも入っても大丈夫だと思うか?・・・特に絳攸・・・・」
「大丈夫だ」

天才的な方向音痴であるのにどこからこのような自信に満ちた即答が返ってくるのだろう。

「・・・絳攸、お前はここに残っていなさい」

黎深の言葉に絳攸は、たじろいだ。
彼には勝てないと悟った絳攸は、あっさりとひいた。


「では、行くか。」

王を先頭に一同は暗闇の中に入っていった。
暗闇にまぎれては別行動に移った。
きっとこの中に囚われている人達がいる。
色んな気配がそこら中から伝わってくる。
とりあえず、人質の方は彼らに任せて・・・
は隠し持っていた小刀を取り出した。
私は元を叩かなくては。

ここは、昔訓練のために閉じ込められた事がある。
だから、大体の地図は頭の中に入っている。

人の多い方へ多い方へ進んでいった。
気配を消しているといってもにはなんとなく、人のいる感じが分かる。
目を閉じていても分かる。それほど、この中の地理にはなれていた。

目の前にある扉に手をかけた。
そして、一気に開けて短剣を構える。
向こうの私に気づいているのか、こちらに武器を構えているのが伝わってくる。
・・・・やはり、ここに人質が隠されていて、奴等メンバーのほとんどがここにいる。
は向かってくる黒装束たちを倒しにかかった。


「ここかっ!?」

と離れ、劉輝を先頭に一同は奥に向かった。
そして、適当に扉を開ける。
かなり置くまでつれてこられたらしく、手前の入り口があるところは何もなかった。
やっと最深部あたりまできて囚われた者達の一部に出会った。

「・・・ここにいるのは三人だけですね・・・・。
まだ他にもいるのでしょうか・・・・?」

人質達を助け起こしながら楸瑛が言う。
彼らは気を失っている。
これは運び出すのも難儀だ。そもそも光がないというのが都合が悪い。

「・・・・ここは、道は複雑だが中心に大きな通路がある。
そこをまっすぐにたどれば出られるんだ・・・・。
手分けして探すか・・・・」

「・・・・・?
・・・・黎深・・・・」

鳳珠が隣の黎深にそっと耳打ちする。

「少し気になる節がある。
あとは頼む・・・・」
「・・・・鳳珠?」

普段あまり聞かない彼の焦りの混じった声に黎深は眉を潜めた。
そして周りの影達に目だけで命令を下す。

・・・雑魚共を全て蹴散らせ。・・・と。

鳳珠はそのまま部屋を出て行った。
官吏達を助けているのでそのせいで誰もこの部屋から数名減っていることに気づきはしなかった。


「・・・・はぁ・・・。流石に辛いかも」

始めは二十人ほどだと思っていた。
しかしどこから沸いて出てきているのか、その倍の人数がいる。
とても一人で倒す人数ではない。
他の人も連れてこれば良かったと後悔する時間もなく、また一人が襲ってきて地に、伏す。
止めを刺していないのが災いしているのか、本当に倒してもきりがない。

息も上がってきた。
彼らは本気で急所を狙ってきている。気を抜いたらこっちが死ぬ。
しかし、これで私が引くと、他の人たちに危害が加わる。

また前方後方から黒装束がかかってきた。

・・・・・避けきれないッッ。

は目を瞑った。
闇はさらに深くなる。
間をおいて足に痛みが走った。

「・・・いたッ」

ザザッ、と床に音を立てて倒れた。
すぐに囲まれ、こっちに向かって短剣が向けられた。

っっ!!」

物凄い美声が室内に響いた。
そして、奥の方から僅かな光と人が吹っ飛ぶのが分かった。
闇に慣れてきたが顔を上げると、彼らは私よりも向こうをみていて動こうとはしない。
まるで、金縛りにあったように。

足に生ぬるい液体が流れているのを感じながらは、思いがげない事態にただ動けなかった。
しばらくして、抱き起こされる。
あたりは静かになっていた。

「大丈夫か?」

彼が持ってきた燭台の光でやっと声の主の顔がわかる。

「・・・鳳珠・・・・様?
何故ここに・・・・?」
「驚かされたのはこっちだ。
いつの間にかいなくなっているのだから・・・肝が冷えたぞ」

「すいません」

少しでも早く事の解決をしたくて、王や素晴らしい官吏達がするべきことではない。
これは、裏で働く私達の仕事だと思ったから。
だから、別行動をとったが逆に心配をかけてしまったらしい。
正直助かったけど・・・・。

「・・・・・ありがとうございます。
人質の皆さんはみつかりましたか?」
「あぁ、多分王達が見つけている。・・・・歩けるか?」
「大丈夫です」

傷はそんなに深くない。
毒などもないから、直ぐ治るだろう。
は元気に立ち上がった。

「さぁ、行きましょう。長居をしていれば怪しまれますから」

流れた血をそのままに、気にすることなく。


「ふぅ、これで・・・」

全員助けられたようだ。
府庫にはたくさんの豪華面子が集まった。
たまたま出仕していた潔ツもビックリである。

「・・・・本当に何なんだ・・・。
人質には見張りもつけてない。敵もいないなんて・・・・・」
『・・・・・・・・』

奇人とは王の台詞に目をそらした。
すると、第三者が入ってきた。
全員入り口に注目する。

「おぉ、全員揃っておるのぅ・・・・」
「しょっ・・・・霄太師っ!?!?
何故ここに・・・・・・・?」
「わしの提案したドッキリ防犯訓練は大成功じゃのう・・・・
ここの居場所がわかったのは王か?」
『・・・・は??』

一同、霄太師を凝視してしまった。
防犯・・・・訓練・・・・?

「見ていたところ、吏部戸部の尚書と主上が残っていたのかの?
結構結構。
まぁ、こんなこともあると困るので上官だけで試してみたのじゃが・・・・意外な結果が得られたな。」
『・・・・・。』
「この城の上官達がもしもの時に倒されてしまっては困ると思ったが・・・・」

心配するまでもなかったな。

「じゃ、これからも頑張ってくれ・・・・」

笑いながら、去っていく霄太師を唖然と見送ってしまった。
何?これ・・・・・訓練??
気を張って損だったかもしれない。
足まで怪我をして頑張ったのに・・・・・。
落胆したのは私だけじゃなく、他の・・・・とくに劉輝もガックリしていた。
妙なところで緊張してしまった。

結局何もなかったことになり、今日一日は過ぎていった。



「失礼します。」
「・・・・・何か用か?」

仕事も終わったので戸部に寄ってみる。
柚梨は届け物があるらしく今ここにはいない。

「・・・今日は、ありがとうございました。鳳珠様。
お陰でとても助かりました。」
「いや・・・・勝手に行動するのはあまりよくなかったな。
足は大丈夫か?」

やはり、気づかれていたか・・・。何もないように振舞っていたが効果はなかったようだ。
そうえいば、あの後みんななんとなく気遣ってくれていたような気がする。

「・・・・大丈夫です。
心配おかけましました」
「ならよかった」

ポンと最後の書類に判を押す。
そして、奇人は立ち上がった。

「何かあると思っていたがまさか守人だったとは・・・・」
「フフフ・・・・ただの雑用なら、女の子はここにいらないってね。
では、鳳珠様。
ここの書類お持ちいたします」

机案の前にたくさん置かれた書類を持ち上げる。
今日の仕事はこれで終わりだ。
しかし、その書類は腕からなくなる。
奇人がかわりに持っていた。

私の頭をくしゃりとなでて扉を開けた。

「これは私が運ぼう。
お前は無理をするな」
「いえ、しかし・・・鳳珠様に運ばせるわけには・・・・・」
「気にするな。
私はもう帰るから・・・・」
「でっ、では・・・・・っ。
半分お持ちします」


また大変なことをしてくれた霄太師。
しかし、鈍っていた体をまた戻してくれたようだ。

おまけにいいこともあった。
やはり、これは感謝なのか・・・・・。


後日談

「・・・霄太師・・・先日はどういうことですか?
しかも私に一言も言わずにっっ!!」

はバンと机を叩く。
霄太師は扇であおぎながら飄々と言ってのける。

「いったじゃないか、頼まれてくれるか?・・・・・と。」
『・・・・・・・・・。』

確かに、新しい命令でもないのに呼ばれたのが不思議だったが・・・・・・。

「そのお陰で足怪我したじゃないですか」
「足で良かったじゃないか。
心臓にでも刺さっていたら今頃死んでおったぞ。
あいつらには本気でかかれといっておいたから・・・・」

私が相手に止めをささないと知っていてそう命じたのか・・・・。

こんのクソジジィ・・・・・。

私は拳をぎゅっと握って、肩を振るわせる。
あぁ、ここで言えるものならいってやりたい・・・・っっ。

「・・・あぁ、
確かに不運なこともあったかもしれないが、いい事もあったんじゃろ?」
「・・・・失礼しますッッ。」

の去った後、霄太師はニヤリと微笑んだ。

「まだまだ青いのぅ・・・」

だからからかい甲斐があるのだが。
以外に面白かったのでまたやろう・・・。
霄太師は次の計画を頭に巡らせた。

・・・・その日を境に朝廷の防犯体制は前以上に整ったとか、整ってないとか。


ーあとがきー

これは35000Hitを踏まれました水城深闇様に贈られる彩雲国物語の鳳珠様夢です。
『奇人様とは顔なじみの設定だと嬉しいですv(ヒロインは元風の狼の一員の娘で。』

少々分かりづらくなってしまったかもしれません。。

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