其れは甘いすれ違い


聞き慣れた靴の音が扉の前で止まった。
その音に柚梨が顔をあげる。
戸を叩く音と共に声が聞こえた。

です。入ります」
「どうぞ」

本と書簡に囲まれたその室には今主は不在のようだ。
が首を巡らせている姿に柚梨が苦笑する。

「鳳珠は今不在ですよ。鄭宰相のところに行っておられます」
「・・・そうですか・・・」

の顔に影が落ちた。
柚梨はその瞬間の気持ちを察した。
・・・全く、今日も肝心な時にいないのですから・・・。
柚梨は心の中で嘆息した。

の影もすぐに消えた。

「あの・・・饅頭を作ってきたのですが景侍朗お食べになりますか?
そろそろ休憩時間だと思いますので・・・」

柚梨は頷いて机案の上を片付け始めた。

「お茶いれてきますのでしばらくお待ちください」
「えぇ・・・ありがとうございます」

柚梨は笑顔でを見送ってから。の持ってきた箱に目を落とした。
ちゃんと二つ饅頭がおいてある。
心なしか片方が豪華なような気がする。
恐らく鳳珠の分だろう。
微笑ましいが鳳珠が不在の今なんだか存在が寂しい。

柚梨は自分用らしき饅頭を取り出し皿にもりつけた。

「・・・折角くんが作ってくれたのに・・・全く鳳珠は・・・・」

そのとき柚梨の頭に悪魔が降臨した。
・・・少しくらい困らせてやっても罰はあたらないでしょう・・・。
こんなにも可愛らしい少女が仮面で無愛想な上司に心を砕いてくれているのですから・・・。

「お待たせしました」

良い香りを漂わせながらは奥から現れた。

「ありがとうございます。
どうせ鳳珠は宰相殿のところで一服していると思うのでこれは他の人に渡してきてはいかがでしょう?」

柚梨は笑顔でいった。

「・・・はぁ・・・しかし申し訳ない気が・・・」
「いない鳳珠が悪いんですよ。
最近室を空ける時間が多くなりましたしね。
いくら鄭宰相がお帰りになってきたからといってこれはいけませんね。いい薬です」
「薬・・・?」

首をかしげるに柚梨は最高の笑顔で答えた。

「いえ、こっちの話です。丁度休憩の時間になりますし、いってらっしゃい。
渡す人の一人や二人おいでるでしょう。」
「え・・・それは・・・」

その時休憩を告げる銅鑼が響いた。
は少し迷ったが柚梨の言葉に頷いた。

「・・・そうですね・・・時間経つと美味しくなくなりますもんね。
では適当な人に渡してきます」
「いってらっしゃい〜」

室を出ていったを見送ってから柚梨は嘆息して机案についた。

「鳳珠なんて少し困らせてやればいいんですよ。
後で思う存分からかってやらねば・・・」

そして柚梨は饅頭に手を伸ばした。

「うん、やっぱり殿のお饅頭は美味しいですねぇ。
秀麗くんのものとはまた一味違う・・・・饅頭も奥深いですねぇ・・・」

そう言いながら、柚梨は饅頭を頬張りながら鳳珠への嫌味を考えていた。


・・・渡してきます・・・といったものの・・・・。
は饅頭の入った箱を持って朝廷をあても無く歩いていた。
いざ誰に渡すかまだ決めていない。
劉輝兄が適当かと思ったが流石に公的な用事もないのに王の執務室に入るのも気が引ける。
というか個人的な差し入れなんてまず無理だろう。間者と間違われてもおかしくはない。
珀明は先ほど回廊ですれ違ったが、忙しいらしく一言も言葉を交わさずにすれ違った。
府庫の方に絳攸と楸瑛がいたが二人いるのに饅頭が一つしかないので渡し辛い。

飛翔や玉は工部にいるからわざわざ渡しにいくのも変な感じがする。
周囲の目も気になってしょうがない。

「・・・あー・・・どうしようかな・・・」

自分で食べるという選択肢もあるもののなんか虚しくなるからやめにする。
そのとき、視界に静蘭が入った。
周囲には誰もいないし渡すいい機会だ。

「・・・静蘭殿っ!」
殿。どうしました?」
「あの・・・っその・・・」

が口を開いた瞬間、奥の回廊から黎深と鳳珠が歩いてくるのが見えた。
今から戸部に戻るのだろうか。
だったらこの饅頭今渡した方が・・・。あれ、でももう声かけちゃったし・・・・。
の様子がおかしいことに気づいた静蘭は首を傾げる。
鳳珠もちらりとそちらの方へ目を向けた。

・・・見てる・・・ッ。どうしよう・・・これ鳳珠様の分なんだけど・・・。

「・・・どうしました?・・・おやその箱は・・・」

静蘭がの持っていた箱を開けた。

「饅頭・・・ですね。おやつですか?」
「・・・えっと・・・あーこれは・・・」

頭の中が混乱して思考回路がまとまらない。

「こっ、これ・・・朝作ったんですけどちょっと失敗してしまって・・・」

・・・あれ?何言ってるの自分・・・。

「そうですか?美味しそうですが・・・」
「調味料を少し間違えてしまって、不味いんですよ。
ですから今から捨てに・・・」
「勿体無いですよ。
私でよければいただきましょうか?」
「そんなっ・・・・静蘭殿に失敗作なんかとんでもないですっ。
また後日作って持ってきますのでそれでご勘弁をっっ」

静蘭の手が饅頭に届く前には箱の蓋をしめた。

「すいませんっ、この辺で失礼しますっっ」

そういっては足早にその場から走り去った。
静蘭が言葉をかける間も与えないうちにの姿は消えていった。


「・・・何をやっているんだ?」

途中から傍観していた鳳珠が首を傾げた。
黎深はなんとなく事の事情を察した。
黎深の表情が見る見るうちに楽しそうなものに変わる。
ばっと扇を広げて口元に当てた。

「・・・へぇ・・・くんが贈り物ねぇ・・・」
「・・・そうか?」
「そうだな。間違いない。
あれが世に言う『ツンデレ』というやつだな」

また変な単語を覚えてきて・・・と鳳珠は、黎深をおいて歩き出した。
こいつに付き合っていては時間がいくら合っても足りない。

「そもそも考えてもみろ。
あんなでかい重箱の中身が饅頭一つというのはおかしいだろう」
「・・・まぁ・・・そうだな」

しつこく後をついてくる黎深に少しうんざりしながらも鳳珠は答えた。

「あれは、戸部辺りにでも配ってきた後ちょっと特別な饅頭を大好きな人に・・・っていうあれじゃないか?」
「ならば何故断った」
「反動形成って言葉知っているか?」
「あぁ・・・お前が常に李侍郎にしていることだな」
「・・・・・・・・・・・・・・・。
私が思うにおそらくもそのタイプだ」
「・・・・・・」

鳳珠の内心を見透かしたように黎深が楽しそうに言った。
鳳珠の方は不本意ながらも黎深の言っていることに納得せざる得なかった。
悠舜のところでしっかり苛められてきた黎深の仕返しの炎が燃え上がった。
そういえば静蘭がの兄ということを鳳珠は知らないはずだ。

・・・使える!

「そういえばくんよく静蘭に贈り物していたよなー」
「・・・は?何故それを・・・」
「・・・何故って・・・・それは・・・」
「いい、分かった。もう言うな。」

どうせ秀麗や邵可関係のことでストーカーしていて偶然得た情報だろう。
奴にこの手の話をさせたらいつが終わるか分からない。
鳳珠が冷めてしまったことを悟った黎深は内心舌打ちした。

「あと気づいていたか?
静蘭の前だけくん、凄い嬉しそうなこと・・・」
「・・・え・・・」
「なんか初々しい恋人のような感じだったけど・・・」

鳳珠は目の前にいる赤い男をはっ倒したい衝動を堪えながらをみた。
・・・・悔しいが確かにそんな感じの雰囲気がある。
何度か遠くから二人が何か話しているのを見かけたことがあるが、確かに普段の様子と少し違う。
素直に落ち込んでいる鳳珠を見て黎深は意地の悪い笑みを浮かべた。

・・・フフフ・・・凹め凹め。
悠舜と一緒に私を苛めた罰だ。

銅鑼がなったのでそこで会話は終了した。


しかし戸部についた鳳珠を次に待っていたのは・・・

「お帰りなさい、遅かったですね。
くんのお饅頭とても美味しかったですよ」

という笑顔の柚梨だった。裏に何かある笑顔で鳳珠も仮面の下で口を引きつらせた。
一体自分が何をしたというのだ・・・。

「・・・そうか良かったな」

先ほどの光景が脳裏に浮かぶ。
柚梨の言っているのはあれのことであろう。

「・・・せっかくくんが心をこめて作ってくれたのに、貴方がいないんですからねぇ・・・」
「・・・・・?
の饅頭を食べたのか?」
「えぇ、いただきましたよ。
残念ながらもう残っておりませんがね」

やはりあの饅頭は静蘭用の物だったのだろうか・・・。
でも柚梨の話し方では私の分があったらしい。
その矛盾点に首をかしげながらも、鳳珠は久しぶりに凹んだ。

何が一番堪えたかというと、黎深の予想が大体当たっていたということであるが。

悔しそうな表情を浮かべると思いきや、予想外に難しそうな顔(といっても見えるのは仮面だが)をし始めた鳳珠に柚梨が眉を潜める番だった。
これ以上からかっても仕方がないと思った柚梨は、現実問題へうつった。
これは本気で叱ってやらねばならない。

「鳳珠、この仕事の山どうするつもりですか?」
「・・・あぁ今から片付けるつもりだが・・・」
「こういうのはとっとと片付けてください。
鄭宰相の元へ行くのはそれからです。全く・・・紅尚書に似てきましたか?」
「・・・あいつと同列に並べられるくらいなら死んだ方がましだ・・・」

柚梨は内心苦笑した。
鳳珠が国試に合格した時から同列に並べられていることを知らないのだろうか。

「本当しっかりしてくださいよ。
くんも手持ちぶさなようでなんか元気がありませんし・・・
それに貴方の都合で無駄な残業させるのも悪いと思いませんか?
良心が痛みませんか?」
「・・・分かった。」

今日は何故こんなに苛められなくてはいけないのだろう。
鳳珠は大きく息を吐いた時だった。尚書室の扉が叩かれる。

「失礼します・・・、・・・こっ黄尚書戻ってきていらしたのですかっ!?」
「・・・あぁ・・・悪いが今は特に頼むことはない。
雑務を頼む」
「御意に・・・・」

室を出て行ったの背を見て、柚梨が鳳珠に向き直った。

「・・・鳳珠、貴方のために一つ忠告をしましょう」
「なんだ?」
「大切なものを無くしてからではもう遅いですよ?
考えなさい」

柚梨はそういい残して室を出て行った。


今日は久しぶりに定時に家路に着いた。戸部全体が今日は定時に終了だった。
鳳珠も仕事をそのままに家へ帰ったからである。

は室で饅頭と睨めっこしていた。
結局鳳珠にも静蘭にも渡せなかった。
まだ食べられるが、自分で食べる気にもならないし、かといって人にあげる気にもならない。

そして、捨てる気にもなれなかった。
今日の饅頭は結構自信作であった。何もないのに捨てるのは勿体無い。

饅頭を眺めて半刻。自分も暇人になったものだ・・・。
そう思い今日何度しただろうため息がまた出た。

・・・どうしよう、この饅頭の未来が決まらない。

そのとき扉が叩かれる音がした。

「・・・どうぞ・・・」
、良いか?」

闇の中に凛と響くその美声にはばっと椅子から立ち上がった。
その反動で椅子が倒れる。
しかし当の本人はそんなこと気にしている場合ではなかった。

・・・なんで鳳珠様がこんな夜中にーっ!?

「・・・どどどどっ・・・・ドウゾッ!!」

何故か知らないがかなり動揺している自分がいた。
扉が開き、闇をも美しくさせるその美貌の主が現れた。

「・・・暗いな・・・。灯りはつけないのか?」

そういえば饅頭を眺めてからかなりの時間が経っていたことには気づいた。
室に入ってから明かりをつけていないことに気づく。
目は暗闇に慣れてしまって問題ないが、他からしてみれば奇妙に思うだろう。
はすぐに灯りを入れた。

室の中に淡い光がともる。
落ち着かないに疑問を持ちながらも、鳳珠の目は机の上においてある箱に気づいた。
そこには昼間静蘭にあげようとしたらしい饅頭が一つおいてある。
これが例の・・・

は鳳珠が饅頭を見ていることに気づき急いで蓋をしめた。

「駄目ですっ、えっと・・・コレ・・・失敗したやつで・・・」
「あぁ、昼間言っていたな」

・ ・ ・ 聞 か れ て た !

耳まで真っ赤にしては意味も無く口を開閉させた。
何を言っても墓穴を掘る自信はある。
しかし、何か言わないと駄目だ。この沈黙に耐えられない。

「えっと・・・また新しいの作り直しますので・・・そのっ・・・」

が言い終わらないうちに、鳳珠は箱の蓋を開け饅頭をつまんだ。
その優雅な動作に一瞬は見惚れてしまった。
しかし、我に返り鳳珠から饅頭を奪い返そうと鳳珠の腕を取った。

「駄目ですーっっ。返してください」

鳳珠は逆の手に饅頭を持ち替えて、饅頭を顔の高さまであげた。
ここまでくればも届かない。

「どうせ私の分もあったのだろう・・・?」
「・・・え・・・・」

の動きが一瞬止まった。顔が強張っている。
それが貴方の分です。とは静蘭と一緒にいたところを見られた手前言い辛い。
っていうか、戸部に配ったことも知られてるーっ。
おそらく景侍郎だろう・・・余計なことを・・・ッ。

「余り物でいいから食べたい」
「駄目ですっ、もう時間もかなり経ってますし本当に美味しくないですよ。
あー食べないでっ!!」

の抗議も虚しく鳳珠は饅頭を一口食べた。
ほぅ、と鳳珠は口元に笑みを浮かべた。また腕を上げたかさらに美味しくなっている。

「美味しいではないか。」
「・・・ありがとうございます・・・」

は項垂れたまま呟いた。鳳珠の腕を握る力が強くなる。
鳳珠は饅頭とを交互に見ながらあることに思い当たった。

そういえば、この饅頭静蘭のだったのか・・・。食べてはいけないやつだったのかも・・・

「・・・そのこれは・・・私が食べてはいけなかった・・・・か?」

鳳珠のすまなさそうな、声には顔を上げた。
とんでもない、それは鳳珠のために作ったものだ。
「いえっ・・・あの・・・・本当はそれ鳳珠様の分で・・・その・・・。
鄭宰相のところでお茶しておられるから・・・
えっと・・・余ってしまったので・・・せい・・・静蘭殿に・・・」

なるほど、それで静蘭に・・・。あの時自分の姿があったので渡しにくかったのかもしれない。
昼からの元気がないような気がしたがもしかしてこれが原因だったのかもしれない。
そういえば最近悠舜のところでお茶をしていたから、のおやつは夜食に周ってばかりであった。
やはりしかるべき時に食べて欲しいのが作った者の本心だろう。
面と向かって味の評価もしてあげられなかった。
『考えなさい』

柚梨の言葉が頭に浮かぶ。
本当に・・・疎かにしていれば、大切なものは簡単に逃げていきそうだ。

「・・・。私が悪かった・・・」
「・・・・は?」

どうしてそのような結論に達したのか、には分からなかった。
別に鳳珠に謝られることはされてない・・・と思う。

「・・・あの・・・何か?」
「確かに最近仕事を疎かにしていたな・・・反省している」
「・・・別に鳳珠様はきちんとしているように思われますが?」

その辺にいる普通の官吏の倍以上はしている。
それは誰もが認めることだ。

「いや、していない・・・。
その・・・・・・・」
「なんでしょう?」
「・・・明日から休憩の時間は戸部にいる・・・・だから・・・
饅頭を作ってきて欲しいのだが・・・」

歯切れが悪い鳳珠の言葉には一瞬首を傾げた。
しかし、すぐに表情は笑顔に戻る。

「はい、いくらでも作らさせていただきます。」
「・・・ありがとう・・・
すまぬな。遅くに・・・」

出て行こうとする鳳珠をが引き止めた。

「・・・あのっ、お茶淹れますのでどうぞゆっくりしていってくださいませ。
冷たくなってますが・・・・饅頭食べていってください。
・・・えっと・・・その・・・実は自信作でした」


そういってはお茶を用意するために室を出た。

「・・・・・・・・・・・・・・・はぁ・・・・」

しばらくその場から動けずはしゃがみ込む。
心臓の拍動が早い。きっと顔は真っ赤になっているだろう。
顔の緩みもとれない。

「・・・何でこんなに嬉しいかわかんないよ、畜生・・・」

は膝に顔をうずめてしばらくその場から動けなかった。

が出て行くのを見送り、鳳珠は大きな息をついた。
そして自嘲めいた笑みが浮かぶ。
饅頭一つでこれだけ動揺している自分が恥ずかしい。
こんなところを誰かに見られでもしていたら本当死にたい。

「・・・私も・・・堕ちたものだな・・・」

薄い明かりのともった室で鳳珠の呟きが消えた。



「・・・・・・」

柚梨は戸部尚書質で絶句した。
次の日また戸部のおやつは饅頭であった。
しかも気合の入れ方が昨日とはまるで違う。
何故かはかなりご機嫌で、淹れるお茶も高級なものになっている。

「いかがですか?黄尚書。
気合入れて作ってみましたvv」
「・・・普通に美味いな。この茶とも合う。
店でも出せるのではないか?」
「そんなっ・・・。
というか私は朝廷を離れる気はありませんので。
ついでに言えば戸部からも離れる気はないですから」

・・・なんか知らないけど尚書室に甘い空気が流れてる。

確かに望んだ展開だったかもしれないが、早すぎる。

「景侍郎もどうぞ。
今日のは本当に自信作ですので、食べてください。
作りすぎて余りそうですから遠慮なく。では私は他の方々に配ってきますので〜」

が尚書室から出て行った。その瞬間、柚梨の冷たい視線が鳳珠に突き刺さる。

「・・・なんだ?」
「なんだじゃないでしょうがっ!!くんに何いったんですかこの仮面っっ!!」
「・・・別に・・・明日も作ってくれといっただけだが・・・」
「そんなんであんなに喜ぶわけないでしょうにっ。
・・・・はっ、まさか貴方その無駄美貌でくんに何か催眠を・・・」
「するか馬鹿。
・・・もしかして面白くない・・・・とか?」

にやりと笑みをたたえるその口元に柚梨は久しぶりにこの上司をはったおしたくなった。
もう忠告なんてしてやるもんかっ。

「・・・今頃黎深も何かしら悔しい思いをしているだろうな・・・。
さて、仕事するか」

その後、黎深宛に鳳珠から『おすそわけ』として饅頭が届いたとさ。



ーあとがきー

この小説は34万Hitを踏まれたました塚本様に贈られます『彩雲国物語鳳珠夢』です。
とりあえず甘い話にしてみましたが(なんかだらだらと続いてしまいましたが)いかがでしたでしょう
か?
久しぶりに文を書いたのでなんかノリがおかしいような気がしてなりませぬ。
多めに見てやってくださいませ。

月城チアキ

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